「子どもに体操を習わせようか迷ってる」「体操選手になるわけじゃないのに意味あるの?」
そう思ってる親御さんは多いと思う。でも結論から言うと、体操を幼少期からやるメリットは、選手になる・ならないに関係なく、めちゃくちゃ大きい。
小学校1年生から今の大学4年生まで、16年間体操競技を続けてきた自分の実感として、特に大きいメリットを3つに絞って紹介する。
1. あらゆるスポーツの土台になる運動神経が身につく
体操の動きって、よく見ると「跳ぶ・回る・支える・バランスを取る」の組み合わせでできてる。これって実はどのスポーツにも共通する基本動作で、体操はこの4つを一番効率よく、しかも幼少期のうちに体に叩き込める種目だと思ってる。
例えば鉄棒の逆上がりで身につく「体を回転させながら重心をコントロールする感覚」は、そのまま野球のスイングやサッカーのフェイントにも活きてくる。跳び箱で覚える「踏み切って空中で姿勢を作る」感覚は、バスケのジャンプシュートやダンスのジャンプ動作にも直結する。
いわゆる「運動神経がいい子」って、生まれつきの才能だけじゃなくて、幼少期にこういう基本動作をどれだけ経験してるかで大きく差がつく。体操はその経験値を、他の種目よりも短期間で幅広く積める競技だと、16年間いろんな仲間を見てきて感じている。
小学校低学年のうちに体操をやっておくと、中学・高校で他の部活に移っても「体の使い方が違うね」と言われることが多い。これは体操経験者あるあるだと思う。
2. 「できない→できる」を短いサイクルで何度も経験できる
体操の面白さであり、幼少期にやる価値が特に大きいと感じるのがここ。
逆上がり、前転、倒立、後方倒立回転跳び。どれも最初は絶対にできない。でも毎日ちょっとずつ練習してると、ある日突然「できた」瞬間が訪れる。しかもこのサイクルが、他のスポーツに比べてかなり短い。
昨日できなかったことが今日できるようになる。この体験を幼少期に何度も繰り返すと、「努力すれば結果が出る」という感覚が、理屈じゃなくて体で刷り込まれる。
これは大人になってから振り返ると本当に大きい財産だった。勉強でも、就活でも、うまくいかない時期は必ずある。そのときに「練習すればできるようになる」って感覚が体に染みついてるかどうかで、粘り強さがまったく違ってくる。自分自身、大学の実技試験や試合前の練習で苦しい時期があっても、「体操で何百回も乗り越えてきた壁」を思い出して踏ん張れたことが何度もあった。
しかも体操は個人競技だから、この「できた」の瞬間が全部自分ごとになる。誰かのおかげじゃなく、自分の努力の結果として実感できるのが、自己肯定感を育てる意味でも大きいと思っている。
3. 体幹と柔軟性という一生モノの資産が手に入る
3つ目は、体そのものの土台づくり。体操で鍛えられる体幹の強さと柔軟性は、大人になってからも一生使える資産になる。
体操経験者は姿勢が良くて、怪我をしにくい傾向があるとよく言われる。これは吊り輪やあん馬で体を支える動作、跳馬やゆかで着地の衝撃を受け止める動作を繰り返すことで、体幹と関節まわりの筋肉が自然と鍛えられるから。特に着地の際に衝撃を吸収する感覚は、日常生活での転倒やケガの防止にもつながってくる。
柔軟性についても同じで、幼少期は関節や筋肉の可動域が広がりやすい時期。ここで柔軟性を伸ばしておくと、大人になってから同じレベルまで伸ばすのはかなり難しい。逆に言うと、幼少期にやっておいた柔軟性の貯金は、年齢を重ねてもなかなか失われにくい。
体幹と柔軟性は、他のスポーツをやる上でも、日常生活を送る上でも、地味だけど一生効いてくる基礎体力。これを幼少期のうちに無理なく育てられるのは、体操ならではの大きなメリットだと思う。
しかし、柔軟は継続しないと硬くなってしまう!実際私は小学校低学年の頃は左右開脚が180°開いていた。しかし、柔軟をサボっていた時期があり気づけば体操部で一番硬くなっていました。笑
そこから元に戻すのは大変でした!!
まとめ
体操を幼少期からやるメリットは、選手として大成するかどうかとは別の次元で存在する。
- あらゆるスポーツに応用できる基本動作(運動神経の土台)が身につく
- 「努力すればできるようになる」という感覚を短いサイクルで体に刷り込める
- 体幹と柔軟性という、大人になっても崩れにくい体の資産が手に入る
この3つは、たとえ体操を途中でやめたとしても、その後の人生でずっと使い続けられるもの。もし今、子どもに体操を習わせようか迷っているなら、「選手になれるかどうか」よりも、こういう土台づくりの価値で考えてみるのをおすすめしたい。

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